道具を我が子のように、手をかける

師匠から

「我が子のように手をかけ、かわいがりなさい」

と いう言葉とともに 頂いた漆黒の茶碗

大切に大切にしてきた人から人に
長い年月をかけて受け継がれた 器

手にした時 、器そのものの価値を超え ずっしりと感じられる…
愛情…責任…人の歴史…

便利で合理的 もいいけれど
手をかけ 暇をかけ 愛情を注ぐことで

特別な存在となっていく
人も 道具も同じこと。

受け継ぐことの本質を…

息づくものを体感する事を…

また一つ 師匠から教わりました。

現代的な表現を加えて言うならば
手間暇かかるめんどくさいものを受け取ろう!

そうすることで受け継ぐ意味を知り
人として 磨きがかかり
また成長していけるのだから…